医療安全の基本的な考え方

① 医療に携わる者は、常に人命を尊重する立場にいなければならない。

② 医療の安全は、受療者にとって最優先の権利である。

③ 医療は、それが安全に行われた時はじめてその価値が評価され、その努力により病院に対する真の信頼が生まれる。

④ 医療安全は、職員個々の努力のみならず、病院全体の組織的な取り組みにより達成されなければならない。

① 医療が常に人身に対する侵襲行為であることを忘れてはならない。

② 人は誤りを侵すが、誤りを防ぐのもまた人であり、作業においては集中、慎重丁寧、確認を欠かしてはならない。

③ 医療事故の状況とその対処については、患者および家族に隠蔽することなく、速やかに説明しなければならない。

医療安全管理体制

医療安全の取り組み

患者さんやご家族に、安全・安心な医療を提供するため、当院では様々な医療安全の取り組みを行っています。
その中で、医療安全管理室での取り組みを、一部ご紹介させていただきます。

患者さん・ご家族へのお願い

医療が安全かつ効果的に提供されるよう、患者さんとご家族に、医療安全行動にご参加いただきますよう、お願い申し上げます。

① 外来における２識別による患者確認について

正しい患者さんに正しい診察・検査・説明がされるよう、当院外来では２識別子（患者氏名フルネーム・生年月日）で患者さんの確認をおこなっています。ぜひ、ご協力お願いいたします。

② ネームバンド着用について

当院では入院中、患者さんの本人確認のために、ネームバンドを着用いただいております。着用に懸念がある場合（アレルギー症状など）、看護師にご相談下さい。また、繰り返し患者氏名（フルネーム）を伺います。ご協力お願いいたします。

病院では、病気による体調不良や体力低下、薬剤投与による影響、入院時は生活環境の変化から、転倒・転落が発生しやすくなります。思わぬ転倒・転落が、新たな治療の追加や療養生活の延長につながることのないよう、患者さんとご家族に、注意とご協力をお願いいたします。

治療等について正しく理解し、安心・納得して医療を受けていただくために、治療面や療養上でご不明な点があれば、ぜひご遠慮なく何度でも質問して下さい。

防災訓練の実施

年に一度、防災訓練を実施しております。各部署はアクションカード（災害時の行動指標）を準備し、災害に備えております。